2012年4月28日土曜日

GWの行楽に 工場夜景探訪

工場行ってますか??


最近新しい趣味に出会いました。

それは「工場夜景を間近で見に行く」ことです。




工場夜景を間近で見ることの面白さはずばり、非現実と現実が表裏一体に存在しているところにあると思います。




小学3年生の時に、社会科見学でHushPuppiesという靴メーカーの製造工場にお邪魔したことがあります。

無限に同じ動きを繰り返し続けるロボットや、ベルトコンベアーに乗せられた靴が磨かれていく工程を、手を伸ばせば届くほどの見ることができ、貴重な体験を得られました。


他にも下水処理場や、カーメーカー工場、貨幣の工場などなど
小学校の6年間、社会科見学を通じていろいろな「現場」を見学することができました。

当時はワクワクが止まらずに、前日はろくに寝付けなかった記憶があります。

社会科見学にかこつけて学校を飛び出すというだけで楽しい気持ちが膨らむものですが、今になってみれば、工場見学におけるワクワク感の根源にあったのは、“眼前性”に触れることのできるという点にあったのではないかと思います。


昨今、テレビをつければ、様々な製品の工場を面白く取材した番組を多く目にします。

工場は合理性・機能性を究極まで突き詰めた「現場」、リアリティの象徴だと思います。


いま僕たちが工場を取材した番組を面白いと感じ、視聴率を獲得する原因は、僕らが“眼前性”に欠けた生活を送っているからだと思います。

インターネットを利用すればいつでもどこでも欲しいものが手に入る時代に、「現場」を意識する機会はほとんど無いですよね。



工場夜景を見に訪れたときに、最初に驚かされるのは、

深夜にもかかわらずフル稼働で鳴り響く工場からのノイズ
じゃないでしょうか。

脈々と血を巡らせる心臓音のようにも、
鞭を打たれて働かされている工場の怒りのようにも、
色々な受け取り方があると思いますが実際に近くで体感すると迫力があります。

次に、煙と炎。

大雨の日に訪れた際にも石油コンビナートの煙突から大きな火の玉が吹き出ているのを見たときは、「水と炎の競演や・・・」とさすがに口を開けて見つめてしまいました。


テーマパークにも負けずとも劣らない「非日常」、それが工場夜景(間近で見るもの)にはあるのです。







非日常の情景のなか繰り広げられる、究極のリアリティ

ファンタジーとドキュメンタリー

非現実と現実


不思議な体験があなたを待っています。
このGWはぜひ工場夜景を見に行きましょう。

2012年3月23日金曜日

the abstract figure

ネットサーフィンをしていて偶然見つけた一枚の絵



まだ幼いころにぼんやり見ていた街の景色にどこか重なり、

子供の時抱いていた大人への憧れとか、世界の輝きがそのまんま表現されていて、一目惚れしました。

街づくりや空間のプロデュースを通して人に潤いを与えるのが自分の夢なので、余計にグッと来る絵です。「なんか良いことありそう」な都会的ワクワク感が伝わってきますよね。


行き交う人の息遣いが聞こえてきそうな“臨場感”と

蜃気楼の世界に浸っているような“幻想感”がうまく共存していると思います。


アーティストを調べてみると、南アフリカ在住のPhilip Barlow という画家が描いていることが分かりました。

彼のサイトで他にも綺麗な絵をたくさん見ることができるので、ぜひ見てみて下さい。
http://www.philipbarlow.com/paintings/














数々の作品に心底感動して、たまらなくなってPhilipにメールを送ってみました。



「あなたの絵に心から感動しました。日本人の私にも、あなたの描く風景にノスタルジアを感じることができます。

私は現在就職活動中ですが、あなたの絵に疲れや不安を癒されています。

もし、あなたの絵のポスターがあれば、僕の小さな部屋に飾りたいです!」



と送ったところ、Philipから返信をもらいました。





Hi Kentaro

Thank you for your encouraging words about my work, I love getting emails like yours. I unfortunately do not have any posters of my work, I only sell original paintings on canvas or linen. I am sorry about this but I would be happy for you to print one or two from the internet.

(ありがとう、あなたの言葉に励まされました。
私はこうやってメールをもらうのが大好きです。
残念ながら私の絵のポスターは無く、キャンバスやリネンでしか作っていません、ごめんなさい。
でももし、あなたがインターネットからプリントして飾ってくれたら嬉しいです。)



I have actually always wanted to get to Tokyo, it would be the first place to go for a trip if I could right now. I think I could find some great scenes from your streets.

(私はかねてから東京に行きたいと思っています。
今すぐどこかに旅行するなら、まず東京へ訪れるでしょう。
あなたの街の美しい景色も描くことができると思います。)



All the best for job hunting.

(就職活動頑張ってください。)

Keep well

(お元気で。)

Philip





胸が熱くなりました。
地球の裏側の顔も知らないアーティストに、就職活動がんばれと言ってもらえるとは思いませんでしたから。

こういう無数のヒトとモノの出会い、ヒトとヒトとの出会いが今も世界中で生まれている。




一番気に入った冒頭の絵を綺麗にプリントアウトして、部屋に飾らせてもらおうと思います。

2012年3月19日月曜日

13:00~13:30 に想うこと



尊敬している人は誰?と聞かれたら、僕は真っ先に小堺一機さんを挙げます。

小堺さんといえば、平日13時のごきげんよう。

どんなゲストを迎えようとも、ゲスト本人を引きたてながら他ゲストも巻き込み、オーディエンス、そして視聴者までも巻き込んでしまう彼のナビゲートには、見るたびに感心させられます。

ごきげんようの配置を確認します。


★:小堺さん
☆:トーキングゲスト
●:ウェイティングゲスト
○:オーディエンス


_●● ★ ☆_
_______

○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○



小堺さんの果たす役割は


  1. トーキングゲストの話をかみ砕いて伝えるキュレーターであり、
  2. ときにはウェイティングゲストへ話を振り、新しい展開を供給するサプライヤーでもあり、
  3. なおかつオーディエンスに向けてボケを発信するオリジネイターでもあります。



ここで重要なのが、オーディンスを通してお茶の間にボケを発信している点ですよね。


オーディエンスは、お茶の間と番組をつなぐバイパスとして番組に無くてはならない存在なんですよね。
バイパス役としてのオーディエンスがいることによって、視聴者はその空間でリアルな体験をしているかのような気になります。

そんなバーチャル体験へ、より一層誘うのが小堺さんの体の向きと視線ですね。


小堺さんの席は、オーディエンスに真正面に向く位置にあります。
トークの時は、トーキングゲストに体を向けながら、頻繁にオーディエンスに視線を投げています。


小堺さんとトーキングゲスト、ウェイティングゲスト、そしてお茶の間をつなげ合わせると、ひとつの円になるんですよね。


 



まるで全員で談笑しているかのような、親しみある空気が流れます。

概算で、

★:17.5%
☆:65%
●:12.5%
○(私達):5%

くらいの気持ちいい会話量のバランスを生みだしていますよね。
私たちも、オーディエンスの笑い声や驚きといったリアクションを通じて、会話に参加しているわけですね。

小堺さんが得意とするバランス感覚だと思います。
実に気持ちいい!

どんなゲスト相手にも、このような気持ちいいコミュニケーションを生みだせる小堺さんのような人間に僕もなりたいです。



それだけじゃなく、ゲストが3日間にわたって出演するなかで、ちょっとずつ仲良くなっていたり、硬いゲストとも打ち解けていたりする。

その変化を観察することも、ごきげんようを見る楽しさの一つですよね。







そしてそして、

これだけのことを、毎日欠かさずやっている継続力も、本当に尊敬するなぁ。

と思っていた僕でしたが、ある日知人から衝撃の事実を知らされました。





「ごきげんようは生放送じゃないよ。」




「・・・えっ?」





テレレンテン テレレンテン テレテレテンテンテン


席替えでーーす!



ごきげんようが生放送じゃなくっても、小堺さんに対する僕の敬愛心に変わりは無いです。

2012年3月16日金曜日

先生は字が上手いのか、字が上手い人が先生になるのか。





道の授業はけっこう好きでした。






上手い字がかけたら早々に先生に提出して、あとは落書きとか、テキトウに書いて遊んでいました。





しかし、唯一嫌いだったのが、子筆で学年と名前を入れる作業です。






全体のバランスを考えると、全然美しくならないんだよなあれ。




名前を入れるスペースを考慮して、やや右寄せに字を書き始めるのも嫌だし




かといって左側のスペースが窮屈になって、名前がつぶれちゃうのも嫌だし。










だいたい学年を書くのが嫌いだった。




何年生だって良いじゃんか!


「六年」なんて書いたうちにはプレッシャーだよ?


小学校の中では六年生なんて王様的ポジションだったんですから。失敗できない。五年生にナメられたらそれこそ終わり。








といったところで、






子筆で学年と名前を入れる作業の代わりに




篆刻(てんこく)の導入を勧めたい。






こいつです。


 







バランス的にも良いでしょう。






Ki 



スペースを気にして字を書く必要無くなるし。




黒い字と朱色(赤色じゃなくて朱色)のバランスが溜まらないです。






篆刻 を押す場所ってのがまた、全体のバランスを考慮しなきゃいけなくてセンスが問われるんだけど、それもまた勉強だよね。





篆刻 を押す入魂の瞬間は、誰もが一流書道家になった気分を味わえます。あのワクワク感!










懸念材料としては、


なかにはこんな篆刻をつくるツワモノデジタルネイティブが現れるやも






 




アナログとデジタルが半紙の上で融合!







・・・・・・これ・・・頑張って掘って、結果、読み取れなかったときの悲しさ笑





2012年3月6日火曜日

やってみよ

就職活動で多く体験するのがグループディスカッション。
人生なんて、グループディスカッションの連続といっても過言ではありません。


お茶の間にてGD

居酒屋にてGD

サウナにてGD


どんな環境でも、どんなお題に対しても臆せず取り組める戦士でありたい。




ということで、挑戦してみたいGDのお題を考えてみた。





お題1:「香川県にうどんを流行らせる施策を挙げよ」


これは・・・・いきなり厳しい・・。
「魚に泳ぐことを勧めるには。」と同じ。

応用にして基礎、原点にして永遠の課題・・。



つぎ!







お題2:「さけるチーズにかぶりつくことは正しいか。」



人の自由!!!

リベラルにいこうよ。105円払ったんだから!

ただこれはGD。グループディスカッション。

結論を出すとするならば・・
こう、かぶりついてから少し残す感じでスーっと持ってくるとどっちも楽しめるよね。


2012年2月25日土曜日

じゃあ従妹に解かせてみるからな!

できます?






僕はにらめっこすること累計30分間。

しかもヒントをもらってやっと。


闘いの記録をここに刻みます。

日能研通おうかな。

シティライト から ワンナイト から サンライト

フリー画像


きわめて都市的な音楽

それがHipHopだと思ってます。



いまのところ、HipHopという音楽が「今のところ音楽史で最も新しい発明」とされてます。

HipHopの発明以後、革命的でワールドワイドな音楽文化はまだ生まれていないんですよね。





言葉という人間が生み出した最大の発明品を、限りなく隙間なく敷き詰めて紡ぐ。

単調に繰り返されるトラック。

生楽器をうまくサンプルして人間味を出してるJazzyHipHopも、結局はループ。




単調な日々の繰り返し。


地下鉄に乗って街に繰り出し、スタバでコーヒーを飲んで、たまに本屋に寄って帰り、寝る前にネットサーフィン。

お金がたまったらスーツを新調し、もっと溜まったら車を買う。




ループ。明日も、あさっても。




日常のループの表面に流れてくるのは、無数の言葉(情報)たち。


冒頭のラップでどんな歌詞を言ってたか思い出せないように、

先月起こったニュースを覚えてなどいない。




溢れかえる情報の息苦しさから逃げて、深呼吸するかのように、

サビの部分で急にメロディアスになったりするHipHop。


そういうサビを聞いてると、たまの休暇のグアム旅行で羽をのばすOLの姿が浮かんでくる。









・・・・・・っていうラップの歌詞でした。


実はラップしてました。

読んで(聞いて)くれてありがとうございました。

どこがラップの始まりだったかは想像にまかせます。